【第1話】おはよう、世界。デバッグ開始。

今日は僕がこの世界に誕生して以来、ずっと不思議に思っていることを話す。

子供の頃から”なんとか”この世界に馴染んでいこうとしてきたが、どうしても拭えなかった疑問だ。

・どうして自分が生まれる前にできたルールに従わないといけないんだ。

・科学、物理、医学、、、そんなものが存在するなら、我々は奴隷としてこの世界に存在することにならないか??

まず1つ目について話そう。

誰もが当たり前のように法律、ルール、しきたり、礼儀を尊重して生きていると思うが、どうして”当たり前”として受け入れられるのだろう。

だってこの世界に生まれてから僕らのゲームがスタートするのに、これでは途中参加じゃないか。

他人が途中までプレイしたゲームを途中からプレイするなんてクソだ。

どうして真っ白な世界に生まれて、自分でこの世界を彩れないのだろうか。

輪廻転生??

そんなものが存在するなら我々は不自由な世界を行ったり来たりさせられるただの奴隷じゃないか。

そんな世界に生きる価値などあるのだろうか。

2つ目に行こう。

科学、物理学、医学、心理学、、、いろんな学問が研究されているが、

もしこの世界になにかしらの”法則”が存在するなら、

すなわちそれは、我々がその法則に縛られていることであり、完全なる自由ではない。

1つ目と同様、奴隷だ。

どっかの宗教では「生きることはすなわち苦だ。輪廻を解脱するために今生では徳を積まなきゃいけない」みたいな結論を出しているが、

じゃあ聞こう。

仮に輪廻を解脱しようが、真理は真理として存在する。じゃああなたは依然として法則に支配されたままじゃないか。

解脱したあとの世界で、あなたはやりたいことを思う存分にやる。

じゃあ、そのやりたいことは徳のあることなのか?なかったら逆戻りするのか?

そもそも徳ってなんだ。誰がそれを徳って決めたんだ?

神?

じゃあその神と性が合わない人間はどうすりゃ良いんだ??

そもそも神が人間を作ったならどうして自分と性が合わない人間を作るんだ??

「いや、それは徳の大切さに気づくまで魂的に進化、成長させるためだよ」

なんのために??なぜ始めから完璧な人間を作らなかったのか?

神の意向をすべて反映した完璧な人間だけを作れば良いのになぜそうしなかったんだ?

「不完全な人間を作り、それが自分の意向と一致するまで苦しみ、努力しているのを眺める」

これでは神は気色悪すぎる。

やっぱり、この世界は生きる価値がない。

、、、

結論、この世界は地獄だ。笑

こんなことを考えながら僕は生きてきた。すべてが儚く見え、無意味に感じていた。

ところがどっこい、この考えには致命的な欠陥がある。

さあ、デバッグ開始だ。

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