願望は湧いた時点で叶っている。

「願望が湧いた」

たったこの一コマに注目してみよう。


あなたはこのとき、ワクワクしたに違いない。

そりゃそうだ。

ワクワクしなければそれは願望とは言えない。


例え、それが目の前にあろうが、無かろうが

あなたはワクワクした。


シラフの世界、つまり即時世界だと

あなたはそこに焦点を合わせたのであり、

瞬時に叶っている。

願望と実現に距離は存在しない。

「こっちのほうがワクワクするなぁ」

という意志と同時にそっちを向く。


だが、ここは現実世界。

「時間」が存在する。

「時間」があるバージョンの即時世界。


あなたが願望に向いたとして、

それが瞬時に体験されるわけではない。

「時間」というラグがある。


この「時間」というラグがあるおかげで

この世界を物語として楽しむことができる。

でないと、あなたは錯乱状態だ。


即時世界では、向いた方向を瞬時に体験するので

そこに物語は存在しない。

シーンが瞬時に切り替わってしまう。

願望すなわち実現であり、これではつまらない。

(即時世界が「つまらない」という属性だということではなく、

「今」は時間があるのが楽しいと感じているだけ。

即時世界のままが楽しいと感じるようになったら、またそこに戻る

「時間」はあなたにとって一番の願望であり、実現だ。)


だが、「時間」軸バージョンの即時世界である現実世界では、

願望は湧いた時点でそれが目の前に存在するわけではない。


ここであなたは苦しむことになる。


「どうしたら、それを叶えられるのか」

「自分の観念をどう変えたら良いのか」

、、、


あなたは本当はわかっている。

即時世界の住人だからこそ、現状に不満を抱く。


でなければ

「そうそう。俺、私はこんな感じで良いんだよ。

納得納得。満足満足」

てなるはずだ。


深い部分でわかってるからこそ不満が出る。

あなたの主張は至極まともだ。

あなたは即時世界の住人だから

「今望んだもの、焦点を合わせたものを体験しないのはおかしい」

とわかっている。

ーーーーーーーーーー


だが、ここは時間が存在する即時世界。

あなたが「なんでこうも願望は叶わないんだろう」

と思えば、それがそのまま焦点になって叶っていく。


あなたの前提が「願望はなかなか叶わないもの」だからだ。



わかりますか?



あなた願望を抱いた。ワクワクした。

このとき、願望は既に叶っている。

あなたと願望の間には距離が存在しない。

あなたが「どうしたら叶えられるのだろうか?」

と探せば探すだけ、そこから遠のくことになる。

焦点が遠のいているからだ。


あなたに必要なことは、「HOW」を探すことではない。

それが出現してくるのをワクワクしながら眺めることだ。


あなたがスマホで大好きなグッズを注文したとする。

このとき、グッズはあなたの手元にはまだないが、

あなたはそれを既に持っている。



わざわざ今の現実世界、

時間があるバージョンの即時世界を我々が選んでいるのは

願望がどのような「HOW」を通して叶っていくのかを楽しむため。

この「HOW」に楽しみが詰まっている。

すべてが1コマにすぎない即時世界より、

時間がある世界のほうが楽しそう、心地良いから

ここにいる。

HOWを自分で決めつける必要はない。

























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